導入期
初めの3か月間は指の形、手の形、脱力奏法の指導を徹底して行います。
親指1本から順番に1本ずつ増やしていき、左右10本の指が独立して、きれいな「ピアノを弾く手」で、弾けるように丁寧に指導してきます。その後は、3冊の教材を使用して、4か月から6か月ほどで右手のメロディーに合わせて、左手で伴奏が弾けるようになります。読譜力をつけること、幅広い感性を養うために、導入期より3冊以上の教材を使用しています。
初級
前半は、ハ長調以外の音階と和音、移調奏、さまざまなリズムを学んでいきます。その後、ツェルニー又は、同レベルの教本、指の練習、併用曲集としては、主にブルグミュラ―を使用し、表現力を学びます。バロックの曲集を加え、4冊以上で指導します。バロックの曲集では、アーティキュレーションのつけ方、ノンレガート奏法、主旋律、対位旋律のバランス等を学びます。小学校低学年から中学年までにこのレベルまで来ることを目標としています。
早く楽譜が読めれば、練習の負担が減ります。読譜力をつけるために、毎週新しい曲の譜読させ、中級レベルで、ピアノのレッスンを挫折してしまうことのないように指導していきます。
中級
ツェルニー30番又は、同レベルの教本、指の練習(ハノン)、併用曲集として、ソナチネを使用し、真の意味での読譜力(楽譜の音、記号を読むだけでなく、記されていない、作曲家の意図を解明していく力)を学んでいきます。
初級に引き続き、バロックの曲集においては、バッハ「インヴェンション」を使用し、旋律の横の動き、和声的な縦の動きをポリフォニーの音楽の中で指導します。
小学校中学年から高学年の時期までに、このレベルまで来ることを目標としています。効率よく練習して、忙しい時期にピアノが、楽しく弾けるように指導していきます。
上級
ツェルニー40番又は、同レベルの教本、指の練習(ハノン)、併用曲集では、ソナタ又は、個々の作曲家の名曲に触れていきます。バロックの曲集においては、3声または、4声のものを使用し、終止の構造、調性の動き、和声分析の指導をとり入れて、アナリーゼしていきます。又、指の練習においては、音階、アルペジオを徹底し調性関係、「整然としたつぶ」でピアノを弾く打鍵力を学んでいきます。